みんなのブログ

生きる力になれば
by 星と地蔵
しんみり人生話
14/06/01 03:50
昨日は入浴担当でした。

利用者とゆっくり会話できる時でもあります。

違うユニットの人達ですから話題が一人一人違いますから新鮮です。




あるおばあさんは
朝ドラのカーネー
ションみたいな

人生だと思いました。

都内の文京区白山に住んでいた。


ご主人は店で注文

紳士服の職人さん

でした。



ところが、注文服

の仕事が減ってく
ると、


趣味もないので、

酒びたりになり、

少ない仕事も受け
なくなってしまっ
た。


追い打ちをかけるように、


肺がん、胃ガン、

交通事故の三重苦

にあい寝たきりになってしまった。



家での介護の日々がずっと続いた。



しかも、旦那は次
男のくせに、長男
や下の兄弟の学校
や生活の世話をしていた。



仕方なく奥さんは

洋裁店を開いて

頑張って来た…


そんな話しを聞か


されました。


大変な人生でしたね、

と言ったら


そんなことない。

夢中でやってきただけ。




背中流しながら、
みんな一生懸命に生きているんだなあと感じました。

普通の会社なら、
私なんか年寄り扱いにされて、居場所がない職場ですが、

ここの職場では

私よりはるかに上の百歳近い人達ばかりですから、

若くみられるから働けるのかも。

利用者も息子の年だから親近感があるのかも知れない。

話題にもついていけるから。

次は元プロボクサーの男性でした。

さすが体がしっかりしていました。
彼は本当は野球選手でショートをしていた。

巨人の川上選手に憧れ、入団テストを受けたが、ダメだった。
諦めてボクサー
になったとか。

若い人は川上選手が長嶋、王の先輩で監督していたことを知らない。


そんな話題についていけるから話がはずんだ、楽しい時間を過ごしました。


今の施設には20、30代のワーカーが主体ですから、

ボランティアで、当時の話ができる元気な人も欲しいですね。


傾聴する時間が

今のスタッフには無さすぎます。

休憩時間を短縮して碁や書道の相手をしているのが現状ですから。

しんみり人生話を傾聴するのも勉強になりますね。



お酒ばっかり飲んで!

死んだ!

と何回も聞かされると


つい、


すみません



と言ってしまった。



叱られたような


面目ない



私でした。



合掌



 




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