最期の自覚
13/12/04 05:21
島倉千代子さんも、父もそうだった。
死の予感は分かるようだ。
父は大晦日に、母と私に礼を言って、楽しかった、これが人生なんだな…。
そんなことを言って亡くなりました。
しかし、病気だったから自覚出来たのでしょうね。
交通事故や予期せぬ突然の死には、何の事か分からないと思います。
気づくのは葬式や周りの人が泣いていたり、
声掛けしても気づいてくれない悲しさからやっと認めるものでしょう。
空中にいるのです。
私の体験もそうでした。
ある芸術座開設記念公演の初日、
私は過労で倒れ、地下の畳の間の控え室に担ぎ困れました。
私は意識が無くなり、
宙に抜け出し
上から自分を見ていました。
私の両足は無く、ズボンだけが後ろにたなびいていました。
まさか俺、死んだのか?
そう悩んで見ていました。
泣けて来ました。
救急隊が人工呼吸をしています。
すると、私の回りに五人の子どもが踊り、歌い、走っています。天使のようでした。
私はふと、自分の体に飛び込んでみよう!
それでも足がないなら諦めようと思いました。
声掛けに目覚めた私が言った言葉は
足がありますか?
だったそうです。
その土地は明治時代にあった大きな産婦人科病院の跡地も入っていたと知りました。
天使達に
感謝合掌
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