道元和尚が修行中にある僧侶から

『あなたは何の為に勉強しているのですか』と問われた。


『人々を救うことを勉強しています』と答えた。


『それは何の為になるのですか』と聞かれた。

そこで道元は

修行とは『目的』をかなえる手段としてするものでなく、

『誰かの為にやる』ものでもない。


『今をどう生きるか』であると気づいたという。


『ひたすら仕事をすること自体』に意味があると気づいたと述べています。


目的もなく行動することに叱責される昨今、つい目的を優先してしまうものです。



ひたすら今の仕事をすることが


『修行』なんだと

納得してしまいました。


今を生きること


それが修行


人々を救うことは


その延長線上にあるのです。



合掌。